ブラックジャックの期待値・勝率について解説!上げる方法も合わせて紹介

ブラックジャックをプレイしていると「期待値」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。実はブラックジャックは、カジノの中でもこの「期待値」が高いゲームです。期待値が高いということはそれだけ利益を獲得できるということです。

本記事ではブラックジャックにおける期待値について徹底解説します。期待値と勝率の違いや期待値や勝率を上げる方法についても紹介するのでぜひ参考にしてください。

期待値とは|勝率との違い

ブラックジャック 期待値と勝率の違い

そもそも期待値の意味をよく理解できていない方もいるでしょう。まずはブラックジャックにおける期待値について解説します。よく一緒に使われる言葉として「勝率」という言葉もあるのでそれぞれについてわかりやすく説明します。

期待値とは

期待値とはブラックジャックのみならず、ギャンブルの世界ではよく使われる言葉で、「1ゲームあたりの損益」のことをさします。つまりは、1回のゲームで賭け金に対してのリターンがどのくらいなのかを表したものです。

期待値が高ければ、勝率が低くても損益の結果で見れば大きなプラスということもあります。期待値は以下の計算で求めることが可能です。

’期待値=(平均利益×勝率)-(平均損失×損失率)’

勝率とは

勝率はその名の通り、ゲームに勝利する割合のことをさします。勝率は簡単に計算できます。例えば、10回ゲームをしたとして、そのうち6回勝てば勝率は60%となり、10回勝てば勝率は100%となります。ブラックジャックにおける勝率がどのくらいなのか気になる方もいるでしょう。結論をお伝えするとブラックジャックにおける勝率を断定することはできません。プレイヤーの手札とディーラーのアップカードによって勝率が変わるからです。全ての手札のパターンをもとに平均勝率を計算すると、ブラックジャックの平均勝率は約42%です。

勝率と期待値について解説したところで、2つの違いは「勝率はどのくらい勝てるのかを表し、期待値はどのくらい利益をあげられるか」ということです。

利益の高さに関係あるのは期待値

期待値の高さが李よきの高さに関係があります。期待値を実際に計算することでわかります。まずは以下の表で10ゲームしたときの勝率と期待値について比べます。

ゲーム数勝率が高い場合期待値が高い場合
1+10,000−50,000
2−10,000−50,000
3+10,000−50,000
4+10,000+200,000
5+10,000−50,000
6−10,000−50,000
7+10,000+100,000
8+10,000−50,000
9−10,000+150,000
10+10,000−50,000
合計+4,000+100,000

勝率が高いときは1回あたりの平均利益が10,000、負けたときの平均損失が10,000で7回勝利したとします。期待値が高いときは1回あたりの平均利益が150,000、負けたときの平均損失が50,000とします。この表をもとに期待値の計算をします。勝率が高いとき、期待値が高いときの計算式はそれぞれ以下のようになります。

  • 勝率が高い:(10,000×70%)-(10,000×30%)=4,000
  • 期待値が高い:(150,000×30%)-(50,000×70%)=100,000

それぞれの期待値には大きな差が生まれることがわかります。また、それぞれを表にまとめると以下のようになります。

カテゴリー勝率が高い期待値が高い
ゲーム数1010
平均利益10,000150,000
勝率70%30%
平均損失10,00050,000
敗率30%70%
期待値4,000100,000

ここまで解説した通り、勝率が高いよりも期待値が高い方が総合的な損益としてはプラスです。そのため、稼ぎたいという方は勝率よりも期待値を念頭においてブラックジャックをプレイしましょう。

ブラックジャックにおける期待値と勝率

ここまで期待値と勝率について解説しましたが、それぞれを理解できたところでブラックジャックにおける期待値や勝率について解説します。

ブラックジャックにおける期待値は還元率

ブラックジャックにおける期待値というのは、「還元率」と「控除率」というものに分けられます。

  • 還元率:賭けた額に対してプレイヤーに払い戻しされる割合
  • 控除率:カジノに入る利益の割合

例えば、10,000円をベットして7,000えんが戻ってきたとすると還元率は70%で、控除率は30%ということになります。

還元率は賭けた金額に対してどのくらい戻ってくるかを示しますが、100%以上になることはありません。還元率が100%を超えてしまうと、ゲームを提供している側の利益がなくなってしまうからです。

ブラックジャックにおける還元率(期待値)

ブラックジャックにおける還元率をオンラインカジノを含む、他のギャンブルと比較します。

競技還元率
競馬75%
競輪75%
競艇75%
オートレース75%
宝くじ45%
サッカーくじ45%
パチンコ85%
スロット93%〜97%
ルーレット94.7%〜98.65%
バカラ98.7%〜98.9%

競馬や競輪などのギャンブルの還元率は75%と言われており、割合から計算すると10,000円を賭けたら7,500円戻ってくるということになります。宝くじやサッカーくじは45%とかなり低いです。しかし、競馬や宝くじなどのギャンブルに対してオンラインカジノの還元率を見るとかなり高いことがわかります。還元率が90%を下回ることがないです。ブラックジャックを含む、オンラインカジノは経費を削減して運営しているからこそ還元率が高いのです。

ブラックジャックで還元率(期待値)を上げるには?

ブラックジャックは96%〜102%と、還元率が高いことがわかりました。高い還元率が魅力のブラックジャックにおいて、ゲームでより還元率を上げる方法があります。

ベーシックストラテジーを活用する

ブラックジャックにはベーシックストラテジー(基本戦略)というものがあります。これはカードの出現確率から最適なアクションを判断するためのものです。ストラテジーチャートと言われる以下の表を使って判断できます。

プレイヤー / ディーラーディーラーのアップカード(最初の1枚のカード)
2345678910A
プレイヤー側8以下HHHHHHHHHH
9HDDDDHHHHH
10DDDDDDDDHH
11DDDDDDDDDH
12HHSSSHHHHH
13SSSSSHHHHH
14SSSSSHHHHH
15SSSSSHHHH/RH
16SSSSSHHH/RH/RH/R
17以上SSSSSSSSSS

「H」はヒット、「S」はスタンド、「D」はダブルダウン、「R」はサレンダーです。確率的にどのようなアクションを選択するのが最適なのかが判断できます。

ベーシックストラテジーを使ったときの勝率と期待値

実際にベーシックストラテジーを使った際の勝率と期待値について確認していきましょう。

  • ベーシックストラテジーなし:約42%
  • ベーシックストラテジーあり:約49%

本記事の最初の方でお伝えしましたが、ブラックジャックの1ゲームの勝率は平均すると役42%です。しかし、ベーシックストラテジーを使った場合の勝率は約49%と、7%も勝率が上がります。

次に期待値について確認していきましょう。

  • ベーシックストラテジーなし:約96%
  • ベーシックストラテジーあり:約99%

ベーシックストラテジーを使った場合、期待値も上がることがわかりますこの割合はあくまでも平均値なので、当然これよりも上がる可能性はあるので100%を超える可能性もあります。ベーシックストラテジーを使うことで勝率も期待値も上げることができます。ブラックジャックのプレイ経験が浅く、アクション選択に迷う方はベーシックストラテジーを活用し、プレイしましょう。

ブラックジャックにおける期待値の低いアクション

ブラックジャックにはさまざまなアクションがありますが、期待値を下げてしまうアクションがあります。それは「インシュランス」です。インシュランスは賭け金の半額をベットすることで、ディーラーがブラックジャックを出しても賭け金が戻ってくるというものです。

インシュランスをしたときの還元率は92.5%とブラックジャックにおける期待値よりも低くなります。インシュランスは勝つためや稼ぐためのアクションではなく、損を避けるために行うアクションなので、期待値は低いです。インシュランスができる場面でも安易に選択しないことをおすすめします。

ブラックジャックの期待値はルールによっても変動する

ブラックジャックはカジノやテーブルによって細かいルールが異なります。選択できるアクションや配当が変わることがあるのでゲーム開始前にルールは確認しておきましょう。ルールの違いによって期待値が変わってくるのでチェックしていきましょう。

まずはデック数です。デック数が多ければ多いほど期待値は低くなります。

  • 1デック:+0.02%
  • 2デック:−0.31%
  • 4デック:−0.48%
  • 6デック:−0.54%
  • 8デック:−0.57%

アクションのルールの違いによっても期待値は変わります。例えば、ダブルダウンがひとつの例です。

  • 任意のカード:変化なし
  • 「10」・「11」のみ:−0.13%
  • 「9」・「10・「11」のみ:−0.13%
  • 「8」・「9」・「10・「11」のみ:+2.32%

ブラックジャックのルールによっての期待値の変化はごくわずかですが、有利なルールを覚えておくことで少しでも稼ぎやすくなります。

まとめ

今回はブラックジャックにおける期待値について解説しました。ブラックジャックにおける期待値は他のギャンブルに比べると高く、魅力的なゲームです。期待値はどれだけ利益として得られるかを示したものなので、ブラックジャックで稼ぎたい方は勝率よりも期待値を念頭にプレイすることが大切です。

ベーシックストラテジーを活用することで勝率と期待値を上げることができます。期待値について理解を深めて、ブラックジャックのプレイヤーとしてのレベルを上げていきましょう。

ブラックジャックの期待値に関してよくある質問

最後にブラックジャックにおける期待値についてよくある質問をまとめたのでぜひ参考にしてください。

期待値と勝率の違いは?

勝率とはゲームに勝てる割合のことを表します。10ゲームプレイして5回勝てば勝率50%、10回勝てば勝率100%です。一方で期待値とはギャンブルの世界ではよく使われる言葉で、「1ゲームあたりの損益」のことをさします。つまり、1回のゲームで賭け金に対してのリターンがどのくらいなのかを表したものです。例えば期待値が50%だとしたら10,000円賭けたら5,000円が戻ってくるということです。

期待値の計算方法は?

期待値は以下の計算式で求めることができます。

【期待値=(平均利益×勝率)-(平均損失×損失率)】

期待値が高ければ、勝率が低くても損益の結果で見れば大きなプラスということもあります。

期待値を上げる方法はある?

ブラックジャックで期待値を上げるにはベーシックストラテジーを使いましょう。ベーシックストラテジーはカードの出現確率から最適なアクションを判断するためのものです。ベーシックストラテジーを使うことでゲームの期待値だけではなく、勝率を上げることも可能です。

 

Yamaoka Ayumi
Yamaoka Ayumi | 最終更新日: 2023,02,15
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